
慶州仏国寺の大雄殿が解体修理に入る。国立文化遺産研究院が解体修理の必要があるという点検結果を出し、国家遺産庁が23日にこれを公開した。大雄殿は文化遺産モニタリングで6段階のうち下から2番目の「補修(E)」等級を受けた。国家遺産庁は通常2-3年までかかる大工事になるとみている。
木材は乾いたまま老いる。柱と梁が互いにかみ合っていた継ぎ目が少しずつ開き、その隙間が積み重なると建物全体が緩む。国家遺産庁の関係者は、大雄殿は部材全般が老朽化・離れて不安定な状態であり、ただちに崩壊する危険はないが、強風や地震のような強い外力が加わると崩れる危険があると説明した。
兆候は以前からあった。2018年から保存状態に注意が必要だという意見が続き、2023年の点検では主要部材全般にたわみや亀裂、破損が現れ、解体修理が必要だという結論が出た。柱の間に渡した大きな梁である大樑と、屋根の下に平らに組んだ鏡天井で破損または脱落が確認された。昨年は天井の部材が落ちる事故もあったが、国家遺産庁は部材が老いたためと説明した。
この建物の年齢は一重ではない。仏国寺は新羅の景徳王の時代である751年に創建されたと推定され、大雄殿はその中心となる仏殿だが、いま建っている建物は朝鮮の英祖の在位期である1765年に重創されたものだ。下部の礎石や基壇などは新羅時代の原形をとどめていると評価される。花崗岩の上に載った朝鮮の木造が新羅の石を踏まえて260年を耐えてきたわけで、大雄殿が宝物に指定されたのは2011年だ。
今回の結果は今月の文化遺産委員会建築文化遺産分科の会議で報告された。同じモニタリングで国宝の安東法興寺址七層塼塔と宝物の江陵普賢寺朗円大師塔碑もE等級を受けた。法興寺址の塼塔は5年連続で同じ等級だが、解体は選択肢にない。部材が千年を超えており、はがした瞬間に原形の毀損が避けられないため、国家遺産庁は「存置」がモニタリングの中心的な目的だと述べた。
保存はここで難しくなる。木造は解体して直すことができたので千年を続けてきて、塼塔は解体できないのでそのまま老いていく。直せるということは祝福であり負担でもある。
解体は必ず何かを新しい木に替える作業を伴い、替わった分だけ1765年の手の跡は減る。どこまでが修理でどこからが別の建物なのか、その境界は毎回現場で引き直される。
国家遺産庁は過去の仏国寺釈迦塔の修理の時のように、修理現場を一部公開する案を検討している。全体計画を立てる段階で決まる事案だ。着工の時期と工事の規模は確定していない。今年の点検対象には崇礼門や瞻星台などが含まれている。
仮囲いが上がれば、軒の曲線も、丹青が褪せたところに残る木目もしばらく見ることができない。いま青雲橋と白雲橋を上がって庭に立つと、朝鮮の木造が新羅の石の上に載っている姿そのままだ。春が来る前の慶州の朝の空気は冷たく、大雄殿の前庭は早い時間ほど静かだ。次にここに立つとき、この建物は少し違う木で建っているだろう。
