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『侵入種 人間』、人間が残した最初の足跡

배진경·公開 2026-07-08 11:25 KST
真夏に振り返る、人間という種の生態的な来歴
『侵入種 人間』が振り返るのは、人間が新しい土地に初めて足を踏み入れた瞬間だ
『侵入種 人間』が振り返るのは、人間が新しい土地に初めて足を踏み入れた瞬間だ / 写真 James Allan · CC BY-SA 2.0

ある種が見知らぬ土地に入ると、その土地の均衡は揺らぐ。私たちはこの文をミシシッピアカミミガメやアレチウリといった名前の前で思い浮かべる。ところが文の主語を人間に変えるとどうなるか。パット・シップマンの『侵入種 人間』(プルンスプ、2017)はその問いから出発する。

本が扱うのは人間という種の生態的な来歴だ。私たちが新しい大陸と気候帯へ広がっていく間、そこに長く住んできた種に何が起きたのか。著者はこの問いを道徳的な告発へ押しやらない。一つの種が生態系に入ってきたときに現れる一般的な現象として置いて見ていく。

この観点の効果は大きい。侵入種という言葉に善悪はない。天敵のいない環境に入ってきた種が資源を速く占めれば周囲の種が押しやられるという、生態学の記述にすぎない。その記述を人間に当てはめた瞬間、いま起きている出来事が突然の事故ではなく古いパターンの延長線として読めてくる。

気候と生物多様性を扱う紙面でこの本を夏に手に取る理由がここにある。猛暑日が増え生息地が細切れになる現象を、私たちは産業革命以降の問題として数える。しかし人間が生態系の構成を変える力を持つようになった時点は、はるかに後ろへさかのぼる。カーボンニュートラルという課題も、その長い時間軸の上に載せたときに大きさがきちんと見える。

本の力は視野の広さにある。化石と骨、古生態学の証拠を扱う著者の手つきは堅固で、人類の拡散を地域ごとの出来事ではなく一つの連続した過程として編み上げる。気候変動の教養書が大半は最近の200年に集中するとすれば、この本は数万年単位を基本単位とする。

侵入種 人間 · パット・シップマン · プルンスプ
侵入種 人間 · パット・シップマン · プルンスプ / 表紙 · プルンスプ

記述が薄くなる部分もある。先史時代の因果を扱う議論はもともと解釈の幅が広く、この本の記述もその幅の中で一つの有力な説明を選ぶ。読者が結論を確定した事実として受け取れば、かえって本の美点が減る。古い過去を扱う本であるだけに、今日の政策や技術的な解決策を求めようとすると手に取れるものが少ない。

だからこの本は、答えを探す読者よりも問いを広げようとする読者に合う。炭素削減目標とリサイクル率を毎日のぞき込んでいて、その数値がどこから来たのか気になった人、生物多様性報告書のグラフを見ながらなぜよりによって今なのかと問い返すようになった人。2017年に出た本だが、いま読むときにより鮮明になる。

炭素削減目標とリサイクル率を毎日のぞき込んでいて、その数値がどこから来たのか気になった人にこの本が合う。数万年単位の来歴をたどっていくと、今日の危機が突然の出来事ではなかったという事実が現れるからだ。

私たちの種が通り過ぎたところごとに何かが減ったという記述は、裏返して読む余地も残す。減らす力を持つ種であれば、増やす力も同じ手にある。

ペ・ジンギョン記者 · Breath.Culture

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