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軒先の白い点を数えてみよ

편집부·公開 2026-08-22 12:34 KST
瓦三つが描いた線と、その下で消えている灯り一つ
手が作った曲線は下で完成する
手が作った曲線は下で完成する / 写真 Ruby Huang · Pexels

屋根三つが画面の下三分の一に寄っている。上はうすい青が一枚だけで、雲も鳥もない。瓦は灰色で、その先ごとに白い漆喰が一塊ずつ噛んでいるので、黒い谷を伝って下りていた目がしきりに白い点に引っかかる。

垂木の下の陰が短い。真昼に近い光が右上から斜めに下りてくる。

瓦の線はまっすぐ流れてから軒先で少し持ち上がる。

その反りは図面よりも手から出たものだろう。土をこねて焼き、一枚ずつ噛ませて葺き、端を漆喰でふさいで仕上げた人たちの手。三棟の木の色がそれぞれ違う点も目を引く。

左は赤褐色、真ん中は蜜に近い黄色、右は白い漆喰壁に黒い帯。同じ路地に立っていても手入れを受けた年が違ったということだ。伝統が一度で完成せず塗り重ねられ続けるという事情を、屋根は色で記録する。

画面の真ん中の下のほう、軒の陰の中に灯りが一つ吊るされている。ガラスに格子の入った小さな灯りで、今は消えている。右の白い壁には黒い半円の模様が帯のように繰り返されてから、写真の端で切れる。

あの灯りがともる時刻を思い浮かべると、屋根の曲線は鑑賞の対象から暮らしのほうへ移っていく。誰かがあの下を通って戸を開けて入る。

もう一度上を見ると、空が画面の三分の二を占めている。青は上へ行くほどうすくなり、空いているので屋根がいっそうはっきりする。白い点を数えてみよ。十を越えるどこかで数えるのをやめることになるだろう。

編集部 · Breath.Culture

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