
慶北青松郡と全北鎮安郡が農林畜産食品部の農漁村基本所得の試験事業の追加公募で最終的に選ばれた。両郡はそれぞれこの日、選定の事実を知らせた。支給額は住民一人あたり毎月15万ウォンで、地域内でのみ使う通貨の形で渡す。
選ばれた二か所とも初めての挑戦ではない。鎮安郡は昨年12月、同じ事業の最終審査で落ち、青松郡も前年度の公募で名を連ねられなかった。一年を置いて再び書類を準備した末に出た結果だ。
青松郡の発表によると、今回の追加公募には全国の人口減少地域44の郡が参加した。書面評価と発表評価を経て、慶北では英陽郡に続き青松郡が二番目に選ばれた。
青松郡は早ければ来月から2027年12月まで18か月間、657億ウォンを投じる計画だ。財源は国費40%、道費30%、郡費30%に分ける。青松郡に30日以上住民登録を置き、週3日以上実際に暮らしている人が対象で、カード型の地域通貨で受け取る。
鎮安郡は今年下半期から2027年末まで全郡民に毎月15万ウォンを支給する。昨年、農村基本所得支援条例をつくり、専任組織と基本所得委員会を設けた。保健福祉部との社会保障制度の協議を終え、第1回補正予算で事業費50億ウォンを確保した。
鎮安郡が独自に行った調査では、回答者の91.8%が基本所得の導入に賛成した。調査期間と標本規模は郡が明らかにしていない。郡は基本所得の支給機能に既存の福祉サービスを付けた統合福祉プラットフォームもつくり、65歳以上の郡民の交通費・入浴費の支援を合わせて管理する。
この事業は対象を分けない。所得も、年齢も、農業を営んでいるかどうかも問わない。住民登録と実際の居住さえ確認されれば、赤ん坊から90歳を超える高齢者まで同じ金額を受け取る。
忠南礼山郡・扶余郡・舒川郡・錦山郡は今回の追加選定から外れた。評価結果の詳しい内容は公表されていない。
試験事業の終わりは2027年12月と定められている。18か月後もこの金が入り続けるかは決まっていない。李在明大統領は農漁村基本所得を恒久的に導入し金額を上げれば効果が大きいという趣旨で述べたが、発言の全体の文脈は確認されていない。
地域通貨は郡の外で使えず、支給額は郡内の店でのみ使われる。その金が何巡するのか、人口流出が実際に減るのかが、この事業の評価基準になる。
鎮安郡の最初の支給の準備は条例と予算まで終わった状態だ。青松郡は7月の支給を目標に、対象者の確認手続きを控えている。両郡に住む人なら、住民登録の住所と実際の居住の要件をあらかじめ確認しておく方がよい。
