
清州工芸ビエンナーレの巡回展が英国マンチェスターで開幕し、2027年1月まで続く。清州で受け継がれてきたビエンナーレの仕事をヨーロッパの観客が直接見る形で構成された。半年近く開かれる日程なので、旅行の計画を長めに組んでもよい。
工芸をなす材料は性質がそれぞれはっきりしている。木は木目に沿って割れ、漆は乾きながら艶を残す。韓紙は重ねるほど光を内に含む。
マンチェスターは19世紀の綿織物工業で規模を広げた都市だ。機械紡績が手仕事を押しのけたその都市で、手で作った品物を見せる。
伝統技術を習ったまま守ろうとする側と、今日の用途に合わせて変えようとする側が同じ展示場の中でぶつかる。国境を越える瞬間に品物の立場も変わる。台所や部屋で使われていた器がガラス越しの鑑賞対象になるからだ。その移動は消えつつあった技術を生かすこともあり、品物が本来担っていた用途を消すこともある。

巡回展はその負担を抱えて冬を越す。清州という地名を前面に出した行事がヨーロッパの都市で半年を持ちこたえること自体が地域文化遺産の試験台になる。
観覧時間と料金、展示場の位置をはじめとする詳細な案内は清州工芸ビエンナーレが巡回展のチャンネルで知らせる。個別のプログラムは会期中にも変わることがあるので、出発前に確認したほうがよい。
冬が終わる前に英国へ行く用事があれば半日を空けておけばよい。2027年1月が過ぎれば展示は閉まる。
行事情報
日時: 開幕 - 2027年1月
場所: 英国マンチェスター
編集部 · Breath.Culture
