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一枚の紙が受け止めた午後

편집부·公開 2026-05-14 09:01 KST
格子の内側で揺れる木の葉の影と光の肌理
光は紙を通りながら音を落とす
光は紙を通りながら音を落とす / 写真 SHIMADA MASAKI · Pexels

暗い部屋の奥から窓を見る。格子で仕切られた四角ごとに紙が貼られ、その紙の上に外の午後がそのまま移ってきている。葉が重なってつくった影が下のほうに寄っていて、上のほうは白いまま残っている。

ガラスだったなら木も空もそのまま見えただろう。紙は形を消し、明暗だけを残す。葉の輪郭はぼやけたのに、葉が揺れているという事実はむしろいっそうはっきりしている。真ん中を横切る狭い帯が一本だけ霜のように肌理を見せ、紙とは違う材質がそこに挟まっていることを知らせる。

障子紙を貼る仕事は季節に一度ずつ繰り返される暮らしだった。薄くて破れやすいものを毎年貼り直しながら生きてきたということだ。長くもつ材料を選ぶよりも、こまめに手を入れるほうを選んだ家がここにある。

光を遮る壁と光を通すガラスのあいだに、光を含む紙がある。部屋の中がこれほど暗いのは窓が狭いからではない。入ってきた光が紙一枚を通りながら一度やわらかくなったからだ。

影が下のほうに寄ったのには理由がある。日が高く懸かった時間、光はほぼ上から落ち、葉を通りながら折れて窓の下部に降りる。上のほうの四角が白いまま空いて見えるのは、その角度で光を遮る葉がなかったからだ。紙は自分が受けられるものだけを受ける。

あらためて写真を見ると、白い面の上の影は静止していない。シャッターが押されたその瞬間にも葉は動いている最中で、紙はその動きを自分の表面で受け止めていた。

編集部 · Breath.Culture

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