
清道郡が来る27日と28日の二日間にわたり、楡川文化村で「あの頃&こうだった」通り祭りを開く。別途設けた舞台はない。村の路地全体がそのまま会場になる。
通り祭りという形式は、観覧の動線を決めてくれない。塀と塀の間を歩いていてプログラムに出くわし、足を止めてまた歩く、そんなふうに一日が過ぎていく。清道郡が場を設け、村に住む人たちが準備の相当部分を引き受けた。
古い村の路地は、おおむね似た手ざわりを持つ。手のひらでこすると砂がつく粗いセメントの塀、ペンキがはがれて赤く浮いた鉄の門、足元で細かく踏まれる乾いた土と砂利の音。春の日が差すと塀に残った湿気が乾いて、土のにおいが少しの間立ちのぼる。祭りは、その上に何かを新しく建てるというより、あったものを二日間さらけ出す方に近い。
楡川は列車が停まっていた時代の名前を残した駅の町だ。役割が終わった後に人が抜け出し、残った路地は長く静かだった。消滅を前にした村が記憶を資産として取り出す方法は、最近いくつもの地域で試みられているが、実行の主体が住民である場合は多くない。
緊張を隠す理由はない。村を祭りの背景画面として消費する瞬間、路地は写真一枚に平たくなる。二日が過ぎれば観覧客は去り、塀はもとの沈黙に戻る。その沈黙に耐えて暮らす人たちが今回の準備を引き受けたという点が、この行事を他の事例と分ける地点だ。
訪ねようとする人なら、歩きやすい靴を用意する方がよい。古い村の路地は幅が一定でなく、地面も平らでない。詳しい時間割と料金に関する案内は確定告知の前なので、出発前に清道郡側の告知を確認してから出るのが安全だ。
春の終わりに二日は短い。それでも長く空いていた路地に人の声が再び混じる時間は、そう度々来ない。27日の朝、楡川の路地の入り口で始まる。
行事情報
日時: 2026年3月27日(金)-28日(土)
場所: 慶北清道郡 楡川文化村
主催: 清道郡
