브레스저널 The Breath Journal

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座っている人の背中

편집부·公開 2026-05-11 10:05 KST
尾根の上で何もしない時間について
立ち止まった場所でしか見えないもの
立ち止まった場所でしか見えないもの / 写真 Zomlien Neihsiel · Pexels

オレンジ色の光が空全体を覆った。日はまだ尾根の上にかかっていて、後方の山々は霧に沈んで淡い線としてだけ残っている。画面の左下、石垣の上に一人が背を向けて座っている。黒いシルエットなので表情は見えず、肩の傾きと床についた片方の腕だけが見える。

その姿勢には目的がない。何かに向かっている途中でもなく、誰かを待っている途中でもなさそうな体だ。息を吸って吐くこと以外は何もしていない状態。写真がとらえたのは風景というより、その静止だ。

私たちが生きる時間の大半は、この姿勢を許さない。働く人にも、子どもを世話する人にも、病床のそばを守る人にも、息を整える時間はいつも後回しにされる。休息は成果がないという理由で、真っ先に削られる項目になる。

しかし、立ち止まらなければ見えないものがある。あの人が座らなかったなら、霧の下に沈んだ尾根も、日がにじんでいく速さも、ただ通り過ぎる背景だっただろう。静止は怠惰ではなく、見るという行為の条件に近い。

石垣の下の方に目を下ろすと、光が途切れる線が一本走っている。垣の上面までにはオレンジがにじんでいて、その下はすでに青い陰に沈んでいる。座った人の背中も腰のあたりで二つの色に分かれる。止まっている体を前にしても境界は少しずつ上がってきているところで、あの静止はあくまで借りて使う時間に近い。

写真の中の人はまもなく立ち上がって下りていくだろう。それまでの数分を写真が残した。もう一度あの背中を見てほしい。今あなたの肩はどちらに傾いているのか。

編集部 · Breath.Culture

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