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気候うつ病の拡散、崩れゆく心をどうケアするか

입력 2025/10/16 11:55:00

不安を超えて連帯と実践へ... 個人と地球の回復はつながっている

気候うつ病 ⓒ ブレスジャーナル
気候うつ病 ⓒ ブレスジャーナル

地球の温度が上がるにつれて、人類の不安も深まっている。『気候うつ病(Climate Depression)』または『気候不安(Eco-Anxiety)』が新しい時代のメンタルヘルスの問題として急浮上している。

これは気候危機と環境破壊という巨大な災害の前で、個人が感じる慢性的な恐怖、無力感、悲しみ、怒りなどの感情を総称する。もはや一部の環境活動家だけの話ではない。

アメリカ心理学会(APA)は気候不安を「未来に対する不確実性と制御不可能性から生じる慢性的な恐怖」と定義し、これを放置すると深刻なうつ病や外傷後ストレス障害(PTSD)につながる可能性があると警告している。

特に未来の世代ほど気候うつ病に対して脆弱である。最近発表された国際学術誌の研究によれば、世界中の青少年の約60%が気候危機によって日常生活に悪影響を受けていると回答した。

気候うつ病は一般的なうつ病とは異なる様相を示す。個人の問題というよりは、地球的な災害に対する極めて正常で合理的な反応だからだ。

問題は、これらの感情が圧倒されて日常生活を営むことが難しくなったり、冷笑主義や虚無主義に陥って問題解決のための動力さえ失ってしまうときに発生する。

専門家は気候うつ病を克服するためには、個人的なレベルでのマインドフルネスとともに、社会的な連帯と実践が不可欠であると強調している。

第一に、自分の感情を認めて共有することが重要である。気候危機によって悲しみや不安を感じることは、ひとりだけの経験ではないことを認識しなければならない。

似たような悩みを持つ人々と話し、感情を共有するだけでも大きな慰めを得ることができる。最近では気候うつ病を経験している人々が集まり、お互いを支える自助グループや相談プログラムが増加している傾向にある。

第二に、罪悪感から抜け出し、小さな実践に集中する必要がある。個人が環境破壊のすべての責任を背負う必要はない。

完璧を追求するのではなく、日常で持続可能な小さな習慣を実践しながら自己効力感を回復することが重要である。タンブラーの使用、菜食中心の食事、地域社会の環境活動への参加などが良い例である。

第三に、自然とのつながりを回復する必要がある。自然の中で時間を過ごすことは、ストレスを減らし、情緒的な安定を回復する最も効果的な方法である。

気候うつ病は逆説的に、私たちが地球とどれほど深くつながっているかを示す証拠でもある。

最終的に、気候うつ病は私たちに悲しみに留まらず行動することを促す信号である。崩れゆく心をケアすることは、地球をケアする行動の出発点である。

個人の回復と地球の回復は分離できず、連帯を通じて積極的な希望を生み出すことがこの時代の最も重要な課題である。

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